シパログ

おもにペソンウ 合間に旅行 たまにブログ

“シパログ”

 

韓国ドラマ『ライブ』/tvNドラマ「ライブ」が特別な理由

「ライブ」について分析された記事を発見〜。
記録用に意訳してみたー。

f:id:losenl:20190615193118j:plain
[プレビューウィーク=イ・ヨンシル記者] ノ・ヒギョン作家の新作ケーブルチャンネルtvN「ライブ」がリアルさと心温まるストーリーで共感を得て巡航中だ。先月10日に初放送された「ライブ」は、1日に放送された8回まで4〜5%台の視聴率(ニールセンコリア基準)を記録した。高い視聴率という訳ではないが、マニア層を形成して熱い反応を得ている。刺激的な題材や派手な見どころがない「ライブ」が視聴者たちの好評を得る理由は何だろうか。

◇財閥もトンデモ展開もない

「ライブ」は、全国で最も忙しいホンイル地区隊に勤務し、日常の些細な価値と定義を守るために昼夜を問わず忙しく走り回り事件を解決する派出所の警察の話だ。

「ライブ」は、特殊な展開も濃厚なラブストーリーもない。出生の秘密・財閥後継者とのロマンスなど「トンデモ展開」もない。"警察"という特殊な職業が登場するものの、「ライブ」は、市井の人々の話が重点的に扱われる。他の誰の話でもない私たちの話という点で、どのドラマよりエキサイティングで没入度の高いストーリーが繰り広げられている。

特に、大変な時代を生きる青春の悲哀をリアルに描き出して視聴者たちの深い共感を得た。女性という理由で就職が困難になったハン・ジョンオ(チョン・ユミ)と悪徳会社で詐欺にあったヨム・サンス(イ・グァンス)。女性も力で勝負することができる仕事、母親が誇りにできる安定した仕事を得るために警察公務員試験に挑戦した二人の話は共感と共に胸を痛めた

◇ひとりひとりが生きたキャラクター

警察が主人公に登場するドラマや映画はしばしば事件を中心に話が展開されるが、「ライブ」は人物に焦点を当てた。主助演を固定せず、様々な人物たちの話が興味深く繰り広げられる。 それぞれのキャラクターにそれぞれの物語を付与しながら幅広い物語を盛り込んだ。

一家庭を担う家長として最善を尽くして働いたが、家庭は守れなかった夫。そんな彼のそばでいつも孤独だったと淡々と離婚を要求する妻。定年を控えている警官。寝たきりの妻の面倒を見ながら過去を後悔する夫と、だれ一人存在感のない人物がいない。

また、これらの関係性もドラマの一軸を担当する。警察内で「レジェンド」と呼ばれるオ・ヤンチョン(ペ・ソンウ)は、妻のアン・ジャンミ(ペ・ジョンオク)の突然の離婚要求に「いったい自分が何を誤ったのか」と悔しさをのぞかせる。アン・ジャンミは 「私は一人でよくやった。子供を産んだとき、子供が病気のとき、実家の親が亡くなったときも、あなたはそばにいなかった」と言う。結局離婚をした二人だが、「一緒に寝なくなっただけだ」というオ・ヤンチョンと「まだオ・ヤンチョンが好きだ」と言いながらも彼には本音を出さないジャンミの姿は、どのように仕事と家庭の間のバランスを探して葛藤を解決することができるのかという疑問を刺激する。

それだけでなく、定年を控えた師匠と警察生活を始めた若い試補が世代の違いを克服しお互いを理解し呼吸を合わせていく様子は姿は微笑みを与える、ジョンオとサンス、チェ・ミョンホ(シン・ドンウク)の三角関係のロマンスは新たな楽しみを増す。家族愛と愛、友情など、私たちが現実の中で体験する様々な人間関係の姿を静かに描き出して視聴者たちの心をひきつけている。

◇ 現実的な台詞とすがすがしい仲間の発言

「ライブ」は派手ではないが真剣な台詞で視聴者から共感を得ている。 人物が吐き出す一言一言が私たちの生活で耳にするものに似ており、時には爽快な発言で痛快さをプレゼントする。

「理不尽だと感じた」と警察学校退学を選択した学生に 「そうだ。ここも私も理不尽だ。 よくやめた」と言うヤンチョン。続いて彼は「君が目指していた警察の現場はより理不尽で、より不当だ」とし「罪を犯したやつらが罪のない我々警察をけなして悪口を言う。 そして鎮圧すれば苦情を入れられるし、銃も撃たなければならない。」「 ところでここ以外の社会に理不尽は無いのか?」と聞き返す。薄情だが認めざるを得ない現実を示すヤンチョンの台詞だ。

また、直球の台詞で痛快な一発を飛ばしたりもする。 就職博覧会に参加したハン・ジョンオは、女性という理由で差別され不当な状況に置かれる。 出身大学と女性という理由で続く不当な待遇に結局席を蹴って立ち上がったハン・ジョンオは面接官に向かって「ムカつく老害」と一喝する。 不合理な現実に順応するより、堂々と立ち向かうハン・ジョンオの姿は、視聴者の息の詰まる思いを晴らしてくれた。

◇"ヒューマニズムの大家"ノ・ヒギョンの力

「ライブ」は"ヒューマニズムの大家"ノ・ヒギョン作家の新作だ。ノ・ヒギョン作家は"視聴率保証小切手"ではないが、しっかりしたストーリーと人間に対する暖かい視線で現実をうまく描き、"信頼できる作家"として知られている。 警察を扱った「ライブ」で強力班や特別捜査チームではなく地区隊を選んだのも、ノ・ヒギョン作家のこうした特性がよく表れている。

ノ・ヒギョン作家は特殊な職業について扱ったが、聞き慣れない話ではなく、私たちの周辺で共に暮らしている人たちの話を描きながら、共感と面白さ二兎を得た。 特にノ・ヒギョン作家は作品準備にあたり、1年間余り実際の交番の警察たちをインタビューして諮問を求めたと明らかにした。 ヒューマニズムが溶け込んでいるノ・ヒギョン作家の筆力と生々しい取材をもとに作られたしっかりしたストーリー。「ライブ」が刺激的な素材と舞台ストーリーやスター級俳優がなくても十分に輝いている秘訣だ。

ノ・ヒギョン作家にペソンウを紹介してくれたのはインソンなんだよね〜。この記事、「ライブ」の分析をしてくれているのは嬉しいけど最後の

スター級俳優がなくても十分に輝いている秘訣だ。

 の一文で「ん?」ってなるのがちょっと悲しい。笑
好きな俳優が出ていてもつまらない作品はあるし、逆に好きな俳優が出ていなくても大好きな作品はあると思うんだよねー(ブツブツ)